電気自動車と燃料電池車は今後どちらが普及するでしょうか?将来、どちらがエコカーの主流になるのか注目が集まっています。電気自動車は航続距離が最大で200Km程度と短いのと、充電に時間がかかるという大きな問題を抱えています。しかも現状、一戸建てに住んでいる人しか充電できません。これらの問題を解決するには、バッテリーの性能を向上させ、充電スタンドを設置するなどのインフラ整備を行う必要があります。一方、燃料電池車は水素の補給のみで走行可能なため充電が不要。水素を補給する時間も5分程度と短時間で済みます。航続距離も600km〜800kmとガソリン車と同等の距離を走行することができます。ここまでですと、燃料電池車の方が普及しそうに思えますが、燃料電池車にも問題点があります。燃料電池車の車両価格は約500万円が相場になると言われています。電気自動車の車両価格の相場が300万円程度なのを考えると、かなり高額です。また水素を補給する水素ステーションの整備も全くと言っていいほど整っていません。ただ、インフラ整備に関しては電気自動車の方もほとんど整っていません。全国のガソリンスタンドの数が約37,000店あるのに対し、充電設備は5,000基程度しかありません。しかも、電気自動車の市販はかなり前から先行しているのにも関わらず、この程度のインフラ整備しか進んでいないことを考えると、民間企業が電気自動車の普及にいかに消極的なのかが伺えるでしょう。電気自動車が本当に普及するのかが未知数であり、また電気自動車の売れ行き自体も伸び悩んでいるため民間企業もなかなか電気自動車のインフラ投資を行えずにいます。さらに、電気自動車の大きな問題点である航続距離の短さと充電時間の長さを解決する具体策や技術が現状ありません。これらを考えると電気自動車が広く普及するのは難しいでしょう。一方、燃料電池車は、2014年12月に市販が始まったばかり。燃料電池自動車の問題点の1つである車両価格の高さですが、その要因に燃料電池の触媒に高価な白金が使用されていることがあります。しかし、今後白金の使用量を減らすことは可能で、それにより車両価格の低減が実現できるでしょう。またもう一つの問題点である水素ステーションの設置も徐々に進んでいくでしょう。電気自動車は発売開始から数年経過しているため、インフラ整備の点では現状電気自動車の方に部がありますが、これからは燃料電池車のほうが有望視されていますので、水素ステーションの設備は増え続けると思われます。といっても10年、20年と長いスパンですが。そして、2025年頃には燃料電池車はある程度普及しており、電気自動車は限られたユーザー層のみに使用されているといったことが予想されます。